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手根管症候群

手根管症候群

 

手首の掌側には、骨と靭帯でできたトンネルのような部分がある。これが手根管で中に正中神経と屈筋腱が通っている。何らかの理由で手根管内の正中神経が絞扼されると、親指、人差し指、中指、薬指の半分までの範囲でしびれが生じ、徐々に物を触った時の感覚が鈍くなる。初めは朝目覚めた頃や物を握るなどの作業をした後にしびれを自覚するが、次第に常時しびれるようになってくる。進行すると母指球筋の筋力が低下し親指の腹と向き合わせる対立運動がしづらくなり物のつまむ動作が不自由になる。手根管の上を叩くと指先にしびれを感じたり手首を掌側や甲側に深く曲げるとしびれが悪化する。対立運動の障害は机の上に手の甲を付けて両手を置き、親指の先を机面からなるべく高く持ち上げて左右の高さを比較することでわかる。その時母指球筋の固さ、膨らみ具合の左右差を触ってみると筋肉の萎縮もわかる。手根管症候群はホルモンバランスの変化が多い女性に多く発症するが、物を握る手作業の多い男性にも起こる。手根管内の指を曲げるのに必要な屈筋腱が腱鞘炎を起こすことが引き金になるケースもあり手指を使うのを少し控えることで症状改善がみられる場合がある。

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