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整骨院では頚部の痛みで悩んでいる方もみられます

整骨院での頚部の傷病

整骨院に来院される患者さんの首の症状についてご説明します

斜頸

先天性あるいは後天性の原因で主に一側の胸鎖乳突筋が短縮し、頭部が患側に側屈、健側に回旋する変形の総称で整骨院でもたまに見かけます。

・先天性斜頸

原因不明で分娩外傷、炎症、子宮内圧迫などの説がある。逆子の乳児に発生することが多い。90%は自然治癒を示すが、6ヶ月以上を経過しても胸鎖乳突筋の短縮がみられる場合は観血的治療が適応になる。

・後天性斜頸

○痙性斜頸


神経原性の斜頸で項部筋の筋緊張の異常亢進により生じる。錐体外路系の中枢神経障害、頚神経根刺激などの他、心因性のものもある。


○炎症性斜頸


結核性脊椎炎、リウマチ性脊椎炎、耳鼻咽喉部の炎症。小児に多く、頚部の疼痛による運動制限を生じる。成人ではリウマチによる変形で環軸関節の亜脱臼を伴うことがある。

頚椎椎間板ヘルニア


整骨院でもよく見かける傷病の一つ。頚部にかかる負担によって,椎間板繊維輪が断裂し髄核が脱出したり、繊維輪の一部が外方に脱出したりする状態である。脱出したヘルニア塊が神経根や脊髄を障害し、疼痛・知覚障害・脱力などをおこす。原因は転落、交通事故などの外傷によるのが多いが、日常生活での負荷によって発生することもある。整骨院でもたびたび見かける、神経根症状では、通常一側の肩甲骨付近に疼痛や、肩から手まで放散する上肢の疼痛のほか、しびれ、知覚症状、脱力、筋委縮などがおこる。脊髄が圧迫されると、足の先から体幹、上肢におよぶ知覚障害、歩行障害がおこる。ときに、膀胱直腸障害を生じる。c5/c6が最も多く、c6/c7、c4/c5にも多く見られる。

胸郭出口症候群


腕神経叢と鎖骨下動脈からなる神経血管束は、前方が前斜角筋、後方が中斜角筋だ構成される斜角筋三角と呼ばれる部分から出ていく。さらに上方は鎖骨、下方が第一肋骨で囲まれた肋鎖間隙を降り、小胸筋と肋骨との隙間を通って上腕を下降していく。この間のいずれかにおいて、神経血管の束が圧迫されて障害を生じている状態を胸郭出口症候群という。

・頚肋症候群


頚肋症候群は第7頚椎横突起が生まれつき異常に長い場合に神経血管束を圧迫しておこる。前斜角筋部に圧痛がおこり、手の尺側に知覚異常と疼痛、手指の冷感、チアノーゼ、橈骨動脈が触れないなどの症状がおこる。レントゲンによって診断される。

・斜角筋症候群


整骨院でよくみかける症状で前斜角筋、中斜角筋付着部の先天性異常、筋肥大、異常緊張により症状がおきる。

・肋鎖症候群

整骨院でもよくみかける症状で、不良姿勢などが原因で、肋鎖間隙が狭くなることでおきる。胸をはって肩を後下方に下げる姿勢をとると、神経血管束が鎖骨と第一肋骨との間に挟まれて橈骨動脈が触れられなくなる。

・過外転症候群


整骨院でもよくみかける症状で、小胸筋の緊張によっておこる。上肢を挙上し肩関節を外転・外旋させると神経血管束が圧迫され、橈骨動脈の拍動が弱くなる。
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