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肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)

肩関節周囲炎とはどんな症状か?

 

起こった年代で四十肩とも五十肩とも呼ばれるが正式には「肩関節周囲炎」という。全人口の5%程度が経験するとされ、男女差はほとんどなく、運動習慣などによる違いもないとされる。肩こりと混同されやすいが、肩こりは首から肩甲骨にかけての筋肉がこわばるもの。肩関節自体に問題がある五十肩症状とはまったく別物です。

 

急性期、慢性期の見極めが大事

 

急性期

 

ほとんどは左右一方に起こり、肩の痛みから始まる。痛みはセルフケアで乗り切れる程の軽いものから医療機関に駆け込むほどの激痛の場合とさまざまです。急性期の間は次第に痛みが増すことも多く、腕を上げた時や背部に回した時に痛み、夜間痛も次第に悪化しやすい。

 

慢性期

 

急性期が過ぎると一般に痛みは和らぎ今度は肩が上がらなくなります(運動制限)。自力では上げられないが、人に介助されれば上がる場合と介助されても上がらない場合とあり、後者の方が多いです。前者の場合は筋や腱の損傷のおそれもあるためわからない場合は医療機関に相談しましょう。運動制限はあらゆる方向に起こります。腕を前方向に上げる動作は90°程度、横方向は60°程度になることもしばしばで、車の窓から車券が取れないなどの訴えが多いです。上腕を肘まで体につけて前腕を左右に振る動作も制限され特に外に振る動作がしにくくなります。手を背中に回して、エプロンのひもや帯を結ぶ動作も困難になる。手が背中までいかず、尻あたりまで、ひどいときは太ももの後ろまでしか届かないこともある。

 

原因は不明?

 

肩関節周囲炎はハッキリとした原因は解明されていませんが次のように考えられています。肩関節は人体で最も動く範囲が大きいだけに、複雑な構造をしており、さまざまな腱や靭帯、関節包、滑液包などがある。中でも肩峰下滑液包や肩関節関節包、それらを裏打ちするように存在する腱板は50歳前後になると老化現象によって変性し微小な断裂を起こす。それに対して体の治癒機転が働き、患部に血液や体液、免疫細胞などが集まってくることによって炎症が起こる。炎症によって肩関節に痛みが生じるとともに、治る過程では本来、薄くてしなやかな関節包や滑液包が線維化と癒着で次第に縮まって硬くなる。皮膚の傷が治る過程で引きつけて硬くなるイメージと同じです。その結果さらに痛みと運動制限が起こります。一定期間たつと癒着がとれその環境なりに関節が動かせるようになります。

 

肩を冷やさず保温する

 

日常生活では肩を冷やさないように気を付け必要ならサポーターなどで保温をし、カイロや入浴で温める。夜間に痛む場合は仰向けで肩や肘の下に枕を敷くのも有効です。

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