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大腿骨頚部骨折

大腿骨頚部骨折

 

大腿骨とは股関節と膝関節の間の骨で上端は股関節を、下端は膝関節をつくっている。大腿骨頚部は股関節側の部分で球状の骨頭と太く長い骨体の間にある、細くくびれたところだ。大腿骨頚部骨折を起こすと通常は足の付け根に強い痛みを感じ立つことや歩く事ができなくなる。触れられるとさらに痛み、足が不自然な方向を向いたり折れているほうの足が短くなっていたりもする。転ぶなどして足の付け根に強い痛みを感じ、立ったり歩けなくなったら、大腿骨頚部骨折が疑われる。

 

骨粗鬆症でのリスクが高い

 大腿骨頚部骨折の背後にあるのは骨粗鬆症という骨がもろくなる病気だ。骨の新陳代謝のバランスが崩れ古い骨が壊れるスピードが早くなり新しい骨を作るスピードを上回ってしまうために起こる。骨粗鬆症の主な原因は骨の材料であるカルシウム不足、エストロゲンという女性ホルモンの欠如、カルシウム調整機能の衰え、加齢による骨量の減少である。大半は加齢によるもので特に女性は、閉経によって急激にエストロゲンの分泌が減ってしまう特有の事情があり骨粗鬆症のリスクは男性の3倍も高い。骨粗鬆症の人は平坦な場所での転倒など軽微な外力でも骨折しやすく、大腿骨頚部骨折の原因で転倒が最も多い。しかも、転ばないように体を支えるための筋力やバランス能力も加齢と共に衰えるため、高齢になるほど大腿骨頚部骨折は増える。

 

予防法

 大腿骨頚部骨折を防ぐには骨粗鬆症の予防と、転倒の予防だ。

骨粗鬆症の予防に有効なのはバランスのとれた食事、適度な運動、日光浴。まず、食事は骨の材料となるカルシウムやリン、たんぱく質、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、強い骨を維持するビタミンKなどを十分に摂るようにする。運動はウォーキングやジョギングなど骨に垂直の圧がかかるものが効果的。日光浴は皮膚の中でビタミンDが合成されるのに必要な紫外線を適度に浴びることが目的です。

転倒予防は家の中を整理整頓してつまずかないようにする、手すりやロープを設置する、歩きやすい靴や杖を使用するなど転びにくい環境づくりや高齢者の筋力やバランス能力向上を図るための転倒予防体操なども有効だ。

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